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2017年3月24日金曜日

パワーズオブテンの撮影風景 2017/3/24

チャールズ・イームズさんといえば映画監督でもあります。
ご存じない人はいらっしゃるはず。そうなんですよ。

そんな彼の映像作品で最も有名なのがパワーズ・オブ・テンでしょう。
参考  http://case-study-shop.blogspot.jp/2016/06/2016630.html


撮影風景の写真があるんですよ。


イームズ本のカメラ直撮り
この光景は1968年のファーストヴァージョンのパワーズオブテンの撮影風景です。
ちゃんとチャールズ自身がファインダーを覗いています。
これ怖いでしょうね。


そんななか、なぜか車体を撮影しているレイ。


一目でレイ・イームズさんとわかるシルエット。
彼女はいつもガーリーなファッションをしていたそうです。だからすぐにわかります。あと髪型。


ちなみにチャールズ・イームズさんはいつも同じような服装をしていました。
前書きました→ http://case-study-shop.blogspot.jp/2015/03/dvd-2015311.html


しかしこの光景は面白いですね。個人的にツボです。


case study shop nagoya
愛知県名古屋市中区栄3-33-28 Uビル2F
TEL : 052-243-1950

2017年3月23日木曜日

ハーマンミラーのチェステーブル 2017/3/23

イサム・ノグチさんがハーマンミラー社から作られたテーブルはガラスコーヒーテーブルとフィンテーブルだけじゃないんですよ。

こんなものが過去には存在していました。


Herman miller INTERIOR VIEWSカメラ直撮り
「IN-61」

チェステーブルと呼ばれていまして、そうなんです、これはチェスが出来るテーブルなんです。
天板の丸っこい加工は、そのままチェスを並べる盤面なわけですよ。

素材はベースがアルミダイキャストでおそらく天板がプライウッドにプラスチックという構成みたいです。

下から覗いた光景を見るとノグチさんらしい曲線が美しい彫刻的なデザインですね。

もとは展示会かなにかのために作られたものらしくて、その後ハーマンミラー社にて限定的に製造されたそうです。
でも複雑なデザインは量産が難しく、たぶん1948年のごく短い間だけ作られたそうです。すぐに製造中断。
そのためこの世に十数台しか存在しないとかなんとか。

これなんですけど、アメリカの著名なオークションでとんでもない価格で取引されたんですよね。


ノグチファンなら手に入れておきたいところでしょうか。

家買うかこれ買うかって価格ですよ。


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2017年3月22日水曜日

日本のFRPイスの話 2017/3/22

皆さん的にはFRP、つまりガラス繊維が入った強化プラスチックのイスというとイームズと思う人が多いでしょうね。

もしくは国内での駅のベンチに使われている素材。
イームズシェルチェアを見て駅のベンチだよねってのは逆です。


ちょっと日本のFRP椅子について書きますね。


これは1965年の「イスのコトブキショー」です。
当時の名前は株式会社寿商店ですよ。

日本に最初に上陸したイームズのシェルチェアという内容を以前書いたのですが、
これ→ http://case-study-shop.blogspot.jp/2015/08/2015824.html
このシェルチェアをもとにFRP製のイスを製作するという試みを始めた剣持勇さんが選んだパートナーがコトブキさんです。

1956年にはFRPの実用化に成功したそうで、それから次々と主に公共の場のイスとして作られることになりました。
まだ日本は畳で座り文化だったので椅子の需要が少なかったからです。

それで駅のベンチで見かけるようになったんですよ。
丈夫でミニマルなデザインはベンチ向き。


このFRPという素材の自由度にデザイナーが惹かれ、その剣持勇さんや豊口克平さん、そして柳宗理さんがデザインした椅子が作られることになります。
それが上写真の光景です。

ものすごいイームズシェルチェア感がするのですが、実際には真似しようとしてデザインしたのではなく、素材を生かし、強度、公共で使える見た目を考え、シンプルにデザインしたらこうなったそうです。

考え方としては、イームズさんは最初から完成されたデザインを作っていたということです。


互いに答えを知らずに道順をたどっていたら同じ場所にたどり着くということですね。


ところで先述のように日本はまだまだイスを使う文化が珍しかったので、住宅向けにこんなFRPの座椅子なんかを作っていたそうですよ。

これはこれで面白いです。


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2017年3月21日火曜日

イームズラウンジチェアのシェルの話 2017/3/21



Herman Miller Japan HPより http://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/lounge-seating/eames-lounge-chair-and-ottoman.html

イームズラウンジチェアですね。
イームズを代表する、そしてハーマンミラーを代表するプロダクトです。

このプライウッド部分をシェルと呼ぶのですが、シェルについて書きます。


唐突にここはハーマンミラーのミシガンにある工場なのですが、ラウンジチェアのシェル部分は同じ個体で木目や色が違いすぎないようにちゃんと選択しているそうです。一手間ですね。
並べてみて、あんまり違った感じだと入れ替えたり、似ている感じを合わせたりするそうですよ。

だから製品化されたときに、同じような感じの木の色や木目なんですよ。
※あくまで”近い”ということで。

天然のものですし違っても良いと思うのですが、そこは統一感重視ということでしょう。


ところでこの写真↑は磨く前、塗装前です。


ここから、


磨いて塗装します。


そしたら見覚えのあるつやつや綺麗なシェルになります。
これらとクッションが組み合わさって完成です。


たくさんありますね。
これらが全部完成するとなるということは、それだけ人の手に渡るということです。

この中の一つが自分のものになるというロマン。


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2017年3月20日月曜日

当時のT-710の光景 2017/3/20

3連休でしたね。
今日も雑談です。


ジェンス・リゾムさんのT-710 small side tableですけど、当時の使われている写真がありました。


書籍カメラ直撮り
T-710の当時の光景ってほとんどないので、見つけて良かったです。(正しくは思いだして)
ご覧の通りのT-710です。あまり古さは感じませんね、このデザインは。

椅子も実はリゾムさんです。

この組み合わせと光景は、彼が50年代に独立してからデザイン製造販売を始めたものです。
リゾムさんというと木製フレームとか、ウェービング張りの座面とか、そんなイメージが強いですよね。
それはKnollのときのかれです。スカンジナビアンデザイン色が強かったですよね。


その後、彼自身のデザイン会社を立ち上げてからは金属フレームを作り始めたんです。
こちらはあまり知名度がないと思います。古いアメリカって感じのデザインですね。

だからこのテーブルも独立後の作品ですのでKnollにはラインナップされていないんです。
この椅子はたぶんその後も復刻はしていないんじゃないでしょうか。

別にこの椅子とセットということはないのでしょうが、同じ黒メタルフレームラインとして作っていたのかもしれませんね。


ちなみにこの本は、このブログ内でたまに登場するジョージ・ネルソンさんが執筆した「Chairs」という書籍です。


なにか、参考にでもなれば。


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