70年前のウッドシェルチェア 2013/9/14

4日連続同じ話題かよ。もう飽きたよ。なんて言わずにお付き合いください。
 
今日から発売開始のイームズウッドシェルチェア。
イームズさんは当時、プライウッドでシェルチェアを作ろうとしたそうですが、技術的な問題で実現しなかったそうです。 (量産には至らなかったという意味です。)
 
 
引用:THE WORK OF CHARLES AND RAY eames P.76
多分これはその一部ですね。1941-42のものだそうです。実際、紹介文には実験的な成型合板の椅子って書いてありますし。molded-plywood chairって。
シェルの形を作るために試行錯誤した感じですね。
プライウッドで曲線を描くと割れやすくなるので、中心にスリットを入れたり穴をあけたり工夫が見てとれます。
 
一番左なんかは黒いゴムのショックマウントも付いていて、シェルチェアの様相を呈しています。
 
そして現在の技術力をもってすればこれ↓
 
 
完璧ですね。
 
技術の進歩は目覚ましいです。
70年前の成型合板シェルもこれはこれで格好良いのですが、やっぱりちゃんとシェルの形になっている方が魅力的です。
 
 
あと、ホワイトアッシュ仕様なら割と早く納品できると思いますよ。
今のところですけど。
 
 
case study shop nagoya
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2 件のコメント :

  1. The Story of Eames Furniture
    には今回出たplywood chairに近いスリット無しの物が記載されてた気が
    イームズさんのプライウッドは市販化されていないのかなりありますよね

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    1. コメントありがとうございます。

      サーリネンとの共同プライウッドチェアとは違うものですよね?
      まだその本を読んだことがないので今度見てみます。

      情報ありがとうございます!

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